【奈良公園】鹿の撮影方法に関する考察≪目次≫
1.いま、ふたたびの奈良へ
2.奈良公園の鹿を撮影するにあたって
3.標準レンズで奈良公園の鹿を撮影
4.望遠レンズで奈良公園の鹿を撮影
5.奈良公園の鹿を撮影した感想
奈良公園、修学旅行で訪れた方も多いのではないかと思います。
でも、意外と奈良公園をスルーする学校も多いみたいなんですよね…
今日は『大人になってからもう一度歩く』奈良公園で、鹿の撮り方を紹介します!
1.いま、ふたたびの奈良へ
奈良や京都は中高生の修学旅行定番の行き先です。
ところが8割の大人が『大人になって良さが分かった!』と言って『もう一度京都や奈良に行ってみたい』と言います。
実際私の友達ともそういう話になりまして、今回の奈良旅行になったわけです。
私自身は奈良公園には修学旅行で行きましたが、当時(中学生のころ)はまだカメラを持っていなかったので「まぁせっかくならいいカメラでいろいろ撮ってみるか」くらいの軽いノリで鹿を撮ろうと思ったわけです。
…が、気付いたら鹿撮影に結構ガチになってしまいました(笑)
ちなみに今回は『秋の乗り放題パス』を使用して横浜から奈良に行きました。
2.奈良公園の鹿を撮影するにあたって
JRの奈良駅からしばらく歩くとびっくりするくらい普通に鹿がいます。
公園内の草むらだけでなく、道路の路側帯の草を食べてたりしています。
鹿が街に溶け込んでいるどころか、もはや『奈良の街は俺のもんだぞ』と言わんばかりに堂々と歩いています。
ただし、いくら鹿がいるのが普通の光景で、路側帯の草を食べているほど街に馴染んでいても奈良公園の鹿は野生動物であるという意識は持っていたほうがいいです。
不用意に近づくと鹿に噛まれたり、頭突きされたりして怪我をする恐れがあります。
また、可愛らしいので、鹿にいろいろあげたくなる気持ちは分かりますが、鹿せんべい以外のものを鹿に与えることは禁止されています。
コンビニとかで買ってきたお菓子を与えることは絶対にやめてください!!
3.標準レンズで奈良公園の鹿を撮影
今回、カメラボディとして使用するのはFujifilmの『X-T1』です。
正直、4世代くらい前の機種なのですが、持ち歩くには便利な機種ですし、私のようにオールドレンズを付けて遊ぶくらいであれば十分に機能します。
値段も中古なら3万円くらいで購入できるので、普段一眼レフを利用していて、サブ機としてミラーレス一眼も欲しい方は購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
さて、まず使用するのはロシア製オールドレンズ『Industar-50』です。
5,000円くらいで買える手ごろなロシアレンズとして人気の高いレンズです。
これに、フォーカルレデューサーを通します。
細かい説明は省きますが、フォーカルレデューサーを通すと、APS-Cサイズのミラーレスなら、画角が広がり、F値が1段明るくなります。
その結果、Industar-50自体の焦点距離とF値は『50mm F3.5』で、そのままX-T1に装着するとAPS-Cサイズのセンサーなので焦点距離が1.5倍され『75mm F3.5』となります。
しかし、フォーカルレデューサーを利用すれば『55mm F1.8』相当の、使い勝手のいい単焦点レンズとして使えるわけです。
普通のマウントアダプターと併用して使えば『75mm F3.5』の中望遠レンズと『55mm F1.8』の明るい標準レンズのどちらでも使えるというのがお得感があってオススメです。
興福寺の前で鹿(とついでにハト)がポーズを決めてくれました(笑)
春日大社の境内のほうまで行くと、鹿の数もかなり増えてきます。
奈良公園の鹿はとても人懐っこくて、鹿せんべいとか持っていなくても触れるくらいのところまで寄ってきてくれます。
むしろ、鹿せんべいなんて与えたらすごい勢いで近づいてくるので、写真撮るときは持っていないほうが安心して撮れます。
あとマニュアルレンズなので動き回る鹿にピントを合わせるのは難しい…
4.望遠レンズで奈良公園の鹿を撮影
望遠レンズもオールドレンズの出番になります。
使用レンズは『SMC Takumar 200mm F4』です。
開放がF4で、かなり暗めのレンズではあるのでなかなか使いどころが難しいかな、と思ってしましますが、先ほどのフォーカルレデューサーを使うと焦点距離が220mmになる代わりに、F値が2.8まで明るくなります。
つまり、普通のマウントアダプターを使用したら『300mm F4』相当のレンズなのですが、フォーカルレデューサーを利用したら『220mm F2.8』のレンズになるわけです。
これで鹿を撮ってみます。
とても貫禄がありそうな感じです。
角が生えているので牡鹿でしょうか。
バンビに出てきそうな感じです。
Industar-50で撮った時と比べてボケは大きくなった印象です。
鹿はすごく近づいてきてくれますが、遠くからでも十分撮ることができます。
あとやっぱりマニュアルレンズは動き回る鹿にピントを合わせるのが難しい…
5.奈良公園の鹿を撮影した感想
人間相手のポートレートのほうが数百倍楽だと思いました。
と、いうのも鹿は人間の言葉が通じないので、なかなかカメラのほうを向いてくれません
(当たり前な話ですけれども)
あっ!これは!!と思ってシャッター切ろうとしたら草を食べ始めたり、そっぽ向いたり・・・
本当に人間の言葉が通じてほしい…
以上、奈良公園の鹿の撮影方法に関する考察でした!
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!!
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