有馬温泉・下呂温泉と並び、『日本三名泉』の一つとして数えられる群馬県の草津温泉。
今日はそんな草津温泉に、日帰りで、お得に行く方法を紹介します。
※ただし、このままマネするのはあんまりオススメできないので、『絶対に』最後のまとめを参考にして旅行を計画してください。
- 1.上半期なら交通費格安で草津温泉に行ける!
- 2.【格安日帰り草津温泉:行き】北千住→草津温泉
- 3.オススメの草津温泉日帰り入浴施設
- 4.【格安日帰り草津温泉:帰り】草津温泉→渋谷
- ①JRバス関東 長野原草津口駅行 17時00分 草津温泉バスターミナル発→17時25分 長野原草津口駅着
- ②JR吾妻線 普通 新前橋行 17時52分 長野原草津口発→19時05分 新前橋着
- ③JR両毛線 普通 高崎行 19時07分 新前橋発→19時17分 高崎着
- ④JR両毛線 普通 小山行 20時38分 高崎発→21時06分 伊勢崎着
- ⑤東武伊勢崎線 普通 館林行 21時09分 伊勢崎発→22時07分 館林着
- ⑦東武伊勢崎線 普通 東武動物公園行 22時10分 館林発→22時48分 東武動物公園着
- ⑧東京メトロ・東急線直通 東武スカイツリーライン 急行 中央林間行 22時49分 東武動物公園発→00時13分 渋谷着
- 5.もっと快適な旅行をするために・・・
1.上半期なら交通費格安で草津温泉に行ける!
東武鉄道の株主優待券を利用することを知ってしまって以来『東武鉄道株主優待券って関東最強株主優待なのでは?』と思うようになっていきました。
野田市に行く際に利用して以来、日光に行く際も利用し、とてもお得に行けました。


ところで、東武鉄道は日光だけでなく群馬県・栃木県南部の両毛地域まで線路が伸びています。東武鉄道で群馬まで行けるということは、ひょっとして、頑張れば草津温泉にもお得に行けるのではないか、と思い今回、実証することにしました!
東武鉄道株主優待券+αで、上半期限定という条件は付きますが、確かにお得に草津温泉まで行くことが出来ました!!
…しかし、先に言っておくと『同じやり方で草津まで行くのはあまりオススメできません!』
それを踏まえたうえで、参考として以下お読みください。
※最後にもっとこうすればよかったというまとめも書いています。
2.【格安日帰り草津温泉:行き】北千住→草津温泉
①特急りょうもう 赤城行き 11時02分 北千住発→11時51分 館林着
北千住を出るのが日帰りにしては遅い時間になってしまったのは蒲田のチケットショップの開店時刻を待っていたからです。
逆に言うとお昼前に東京出発でも日帰り草津温泉の旅は十分間に合います。
本当はもう少し早い時間に出たかったのですが、チケットショップがやっていない以上、仕方ありません。
ただ、蒲田のチケットショップ、東武の株主優待券が650円に値上がりしてました…
北千住で買ってもあんまり変わらなかったかなという印象です。
本当は行きの伊勢崎までは通勤電車で走っている急行電車や普通電車を使おうと思っていましたが、館林以降の電車の接続があまりにも悪く断念しました。
館林や太田の駅から改札を出ないで30分以上は待てません…
そんなわけで、ここは豪華に館林まで特急電車を使います。
特急電車はお世辞にも新しい車両とは言えないですが、座席は新しくなっているようで、快適な旅ができました。
※写真は急いで撮った結果失敗しました。
②東武伊勢崎線 普通 伊勢崎行き 11時56分 館林発→12時47分 伊勢崎着
館林からは伊勢崎までは普通電車で行きます。
伊勢崎から高崎まではどうあがいても通勤電車だったので特急に慣れたくなかったんですよね…
(途中の太田はSUBARUの工場とかもありましたが)田園風景を眺めながら伊勢崎に到着しました。
③JR両毛線 普通 高崎行き 12時50分 伊勢崎発→13時20分 高崎着
東武→JRの伊勢崎3分乗り換えは結構きつい…。
改札口は隣なので、普通に乗り換えるだけなら3分あれば乗り換えられますが、切符を買う必要があったので、それを考えるとかなりギリギリでした。
券売機でトラブらなくてよかった…
ここで、今回の草津温泉日帰り旅行を支える最強切符『ぐんまワンデー世界遺産パス』の登場です!
群馬県内と、一部栃木・埼玉県内のフリーエリアで利用できるお得な切符です。
主な特徴を下にまとめてみました。
ぐんまワンデー世界遺産パス
・群馬県内のJR(一部埼玉・栃木県内)と私鉄に乗り降り自由
・JRバス関東の区間のうち、長野原草津口駅から草津温泉バスターミナルまでの乗り降り自由
・但し、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車には乗車不可
・特急や新幹線に乗る場合は別途特急券を購入すれば乗車できる
・発売期間は毎年4月~9月末まで
・値段は大人1枚2,240円(小人1,120円)
その年に発売するかどうかについては、その年になってから正式にアナウンスがありますが、青春18きっぷなどと同様に毎年発売されている切符なので、おそらく毎年発売されると思います。
草津温泉まで使えるので、かなり使い勝手がいいです。
ちなみに伊勢崎からでも草津温泉まで片道2,000円はかかるので、往復で2,000円で行けてしまうのは本当にお得です。
電車のほうは、新前橋で乗り換えもできますが、あえて高崎まで行きます。
④特急草津 長野原草津口行 13時33分 高崎発→14時34分 長野原草津口着
高崎から草津方面へ向かう吾妻線は本数が少ないので、ここで特急を使います。
お昼のいい時間になったので、特急の中で駅弁を食べることにしました。
新前橋でなく、高崎まで行ったのは駅弁を買う目的があったのと、特急券を自由席で買ったので、少しでも座れる確率を上げるためです。
(新前橋からと高崎からとでは、特急券の値段は950円で変わりません)
群馬といえば横川駅の『峠の釜めし』が有名ですが、釜持って帰るのが面倒なのと、群馬行くと毎回食べているので、普段食べないもう一個の名物駅弁『だるま弁当』をいただきます。
山の幸が豊富に詰まっていて、とても美味しかったです。
(そして日本酒が欲しくなる・・・)
特急に揺られること一時間、電車は終点・長野原草津口駅に到着しました。
特急を2本使っただけあって、ここまでは非常に快適な旅行です。
⑤JRバス関東 草津温泉バスターミナル行 14時45分 長野原草津口発→15時10分 草津温泉バスターミナル着
この時間、草津温泉まで直通のバスと、各駅停車のバスの2本が出ていて、私が乗ったのは各停のバスでしたが、途中のバス停で乗り降りする人はほぼいないので、直通のバスと所要時間はあまり変わりません。
また、観光バスの車両を使っているため、座席もそこそこ座り心地はいいです。
定時でバスが草津温泉に到着しました。
ただ、この日は天気がすこぶる悪かったので…
温泉で曇っているのか、濃霧でこうなっているのかが分からない感じになってしまいました。(T_T)
しかし、今日のメインは温泉に入ることです。
気を取り直して、ここから温泉に向かいます。
3.オススメの草津温泉日帰り入浴施設
西の川原公園のほうまで歩いてきました。
西の川原公園は、夜になるとライトアップしていてかなりきれいなところです。
さて、今回入るのは草津ホテルの温泉です。
かなり趣のある外観です…
私は露天風呂があるかどうかを結構気にしますが、なんとこちらのホテルの露天風呂は2種類の源泉の露天風呂が楽しめるつくりとなっています。
以前から西の川原湯源泉という、草津でも珍しい源泉から引っ張ってきていたのですが、今年の10月にリニューアル後は万代源泉という新しい源泉も引っ張るようになりました。
リニューアル前にも行ったことがあるのですが、今回、リニューアルしたということで再訪してみたわけです。
館内は撮影NGだったので写真はありませんが、公式HPで確認していただけると幸いです。
しかし、『泉質主義』の草津温泉だけあって、温泉は本当に気持ちがよくて、気が付いたらあっという間に帰りのバスの時間になっていて焦りました(笑)
ここまでは本当に楽しい草津温泉です。
しかし、この後が地獄でした…
4.【格安日帰り草津温泉:帰り】草津温泉→渋谷
①JRバス関東 長野原草津口駅行 17時00分 草津温泉バスターミナル発→17時25分 長野原草津口駅着
わずか2時間弱の滞在時間で草津温泉を後にすることとなりました。
温泉でぼーっとしていたら時間が過ぎてしまった感じです。
もう一本後のバスでも帰れはするんですが、渋谷までご飯も一切食べられない休憩なしの旅になるところだったので、このバスに乗れてよかったです。(それでもかなりきついのですが)
ただ、なんだかんだ長いこと温泉に入っていたせいか、少し頭痛がしてきました…
②JR吾妻線 普通 新前橋行 17時52分 長野原草津口発→19時05分 新前橋着
なんと長野原草津口駅では30分近く待ちました。
どこか行こうにも、本当に何もないし、売店も閉店していました。。。
しかも特急電車もこの時間は走っていないので、普通電車で高崎を目指します。
渋川くらいまでは電車の中はガラガラでした(笑)
電車に揺られること1時間以上、新前橋駅に着いた頃には真っ暗でした。
③JR両毛線 普通 高崎行 19時07分 新前橋発→19時17分 高崎着
高崎での夕飯チャンスの時間です!
ここで夕飯がなかったら…と今思うとゾッとします。。。
駅前のビルにある唐揚げ屋さんからあげセンター高崎オーパ店にてご飯を頂きます。
主に長野県内にて展開てされている唐揚げ屋さんだそうですが、高崎にも進出していました。カレーライスがあるのと、ライスのお替りが自由なのもかなりポイント高いです。
おなかも満たされたので、高崎を出ていよいよ東京へ向かいます。
④JR両毛線 普通 小山行 20時38分 高崎発→21時06分 伊勢崎着
高崎からなら高崎線で帰れよ!という方、わかります。
絶対そうしたほうがいいです。
しかし、帰りの分の東武株主優待券と伊勢崎まで行けるぐんま世界遺産ワンデーパスを持っているともったいないので、帰りも行きと同じ経路を進みます。
写真はめちゃくちゃぶれました…後述しますが時間がなく焦っていたんです(笑)
⑤東武伊勢崎線 普通 館林行 21時09分 伊勢崎発→22時07分 館林着
行きと同じ3分乗り換えです
今回は事前に株主優待券買ったし大丈夫だろうと思ったら意外とギリギリになってしまいました…
この時間でも下り方面は特急がそこそこ走っているようです。上り方面でも特急が走っていたら乗りたかったので、正直、うらやましい…
太田駅を出てしばらくすると強烈な眠気に襲われて、この時の記憶ほとんどありません。外も真っ暗でしたし…
それでも、この電車から乗り換えに失敗すると帰れなくなるので、寝過ごして乗り換えられない事態だけは避けなければなりません。うとうとしながら必死に起き続けて、何とか終点の館林に着きました。
⑦東武伊勢崎線 普通 東武動物公園行 22時10分 館林発→22時48分 東武動物公園着
ちょっとだけ車両が新しくなりました(笑)
ただ、周りが真っ暗で正直もうどこを走っているのか全く分かりません。。。
埼玉県内に入ったことだけは分かりました。
時間間隔も狂い始めて、東武動物公園まであっという間に感じるようになりました。
⑧東京メトロ・東急線直通 東武スカイツリーライン 急行 中央林間行 22時49分 東武動物公園発→00時13分 渋谷着
乗り換えたら東急の車両だったので、すごく近くまで来たなぁと思いましたが、まだ1時間半くらいは電車に揺られます…
急行なのですごく飛ばしてくれます。すごく早く感じる…
と思ったら、押上で数分間停車して、半蔵門線はゆっくり進んで…といった感じ
そんな感じで渋谷に着いたときは日をまたいでいました。
ここから最寄りまでしばらく乗って無事帰宅できました。
それにしても長い長い旅路でした…
ただ、次の日は全く動くことが出来なかったです。温泉の意味とは一体…
5.もっと快適な旅行をするために・・・
地獄を回避する方法とは?
ここまでの特急代を除く運賃ですが、確かに題名にあるように北千住から往復3,540円で行くことは出来ました。
東武株主優待券×2枚 1,300円
ぐんまワンデー世界遺産パス 2,240円
_____________________________
合計 3,540円
ただし、これはあくまでも『特急料金を含まない、最低限の運賃だけの計算』です。
私は行きで別途特急代はちょうど2,000円(りょうもう1,050円+草津950円)かかっています。(それでも往復5,500円くらいですが)
帰りに関しては、途中、1時間の休憩時間はあるものの、7時間以上かけてバスと通勤電車だけで帰ってきました。
正直『温泉に入った意味』がよく分からなくなるくらいには疲れました(笑)
また、特急を使わないで今回と同じ時刻で到着する場合、『吾妻線に』一本早い電車に乗らないといけません。都心の一本早い電車に乗るのは5分早く出れば間に合うことも多いですが、吾妻線は特急を含めて1時間に1本くらいなので、最低でも1時間早く家を出ないといけません。
さらに、東武でも特急を使わないとなると、電車の乗り継ぎの関係でさらに1時間早く家を出なければなりません。
横浜市内からだとこれでも9時過ぎには家を出ているので、7時過ぎくらいには家を出ないといけない計算になります。
だから『僕は電車に乗るのが本当に大好きです!!』とか『体がどうなってもいいから、どうしてもめちゃくちゃ安く草津温泉に行きたいんです!!』って人以外は同じ方法で草津温泉に向かうことをあまり私からオススメできないです…
ではどうすればいいのかを以下に紹介します。
①日帰り草津温泉をあきらめる
時間があるのであれば、そもそも『日帰り』をやめるのが第一の手段です。
草津に宿泊することもいいですが、金銭的な都合上『それをやりたくても出来ないからこのページに来たんだよ!!』という方もいらっしゃるかと思います。
それに宿泊するとぐんま世界遺産ワンデーパスの有効期限が切れてしまうので、帰りの運賃が草津温泉から発生してしまいます。やっぱり、ワンデーパスはフル活用したいところです。
と、いうわけで私のオススメは『伊勢崎・桐生・足利・館林・佐野・栃木』のいずれかの地域に宿泊することです。
なぜ、この6か所なのかというと『ぐんま世界遺産ワンデーパス』のフリーエリアで、かつ、東武鉄道の沿線地域だからです。
さらに、この地域のビジネスホテルは、探せば素泊まり4,000円台の安いところはたくさん出てくるので、GoToトラベルがいつ終了してもコスパのいい旅行はできます!
たとえ日帰り旅行の計画を立てようとしていても、宿泊することを頭の隅には置いたほうがいいです!
②高崎から高崎線グリーン車に乗る
しかし『時間的にどうしても明日の朝には帰らないと間に合わない』『どうしてもおうちに帰りたいけど、なるべく安く快適に移動したい』という方は高崎から高崎線のグリーン車に乗ることをお勧めします!
例えば私の場合、東急東横線沿線に住んでいるので、帰りは渋谷駅を目的地に選択しているのですが、その場合は先ほどのぐんま世界遺産ワンデーパス以外に『高崎~渋谷のグリーン券』と『深谷~渋谷の乗車券』を別途購入します。
乗車券を高崎~渋谷ではなく深谷~渋谷にする理由は埼玉県の深谷までがフリー切符の対象エリアだからです。そのため、フリー切符エリア外の分だけ切符を購入すればいいわけです。
高崎からの追加の値段は土日の場合、1,340円(深谷から渋谷までの運賃)+800円(グリーン券)=2,140円となります。
ちなみに、伊勢崎から渋谷までの値段は650円(株主優待券)+250円(東京メトロ押上~渋谷間)=900円ですから、株主優待券を利用する場合+1,200円くらい追加で出せばより快適に帰ることが出来ます!
そもそも下半期は安く行けないのか
『ぐんま世界遺産ワンデーパス』は4~9月の上半期限定の切符であることはすでに紹介している通りですが、下半期は安く行く方法はないのでしょうか。
結論から言うと『安く行きたいのであれば下半期は都内からバスで行くのがオススメ』です。
時期によってばらつきはありますが、片道運賃が3,000円~3,500円です。上半期限定の行き方で特急を利用した場合と同じくらいの運賃です。
確かに特急を利用しなければ4,000円あれば行ける上半期限定の行き方に比べれば運賃は高いですが、所要時間は4時間くらいで、当然ながら通勤電車のロングシートより快適な座席で移動することができます!
電車のように途中寄り道が出来ない点はネックではありますが、草津温泉だけ行ければ十分という方はバスで移動するのも一つの手段です!
以上、都内から草津温泉の行き方について考察していきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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