私の出身は静岡県でして、テレビ東京系列の放送局がないからとにかくアニメが流れないことで有名なんですね。
その中で平日夕方のアニメタイムは貴重な時間でした。
と、言っても流れるアニメは『キテレツ大百科』と『ワンピース』と『こち亀』くらいで、それぞれ最終回まで放送が終わったらまた1話から流し始めるみたいな・・・
私はその中でも『こち亀』が大好きで、冒頭5分間見たら話のオチを思い出すほどにはよく見ていました(笑)
今日は、そんな『こち亀』の主題歌である『葛飾ラプソディー』の聖地巡礼スポットについて紹介します!
1.聖地巡礼について
近年はアニメやドラマの舞台をめぐる『聖地巡礼』が話題になることが多く、茨城県大洗町や静岡県沼津市のような、アニメで町おこしをする自治体も増えています。
写真は茨城県大洗町に行く途中の水戸駅での写真ですが、大洗町を走る鹿島臨海鉄道大洗鹿島線では、このようにアニメのラッピング電車が走っています。
このようにアニメ作品と観光の結びつきが強くなっている世の中ですが、今回は『アニメ主題歌』に注目して、街歩きしてみます!
2.水元公園
JR金町駅からバスで5分「水元公園」下車、徒歩5分の場所にあります。
『葛飾ラプソディー』では2番の歌詞で登場します。
水元公園(中央広場)で子供と一緒にいた、ふくよかな姿の女性は、実は自分の初恋の相手だった・・・という、時の流れの速さを感じるような歌詞の舞台です。
そんな水元公園ですが、四季折々、様々な花が咲いていて、撮影スポットも多いです。
私が訪れた時は、紫陽花が終わりかけの季節でした。
また、蓮の花も見頃を迎えていました。
蓮の花は早朝に咲き、午後には蕾に戻ってしまうので、午前中の撮影がおススメです。
写真の場所は権八池です。
『葛飾ラプソディー』では、主人公が初恋の相手に手紙を渡した場所として歌われています。
水元公園で過ごす時間は、とてもゆっくり流れているように感じました。
それは『葛飾ラプソディー』の歌詞の中でも表現されています。
何にもいいこと なかったけど
葛飾水元 流れる雲と
ラプソディー口ずさみ 少し歩こうか
(『葛飾ラプソディー』(1997) 作詞:森雪之丞)
私も水元公園を歩きながら、この歌詞を思い出し、少し胸に来るものがありました。
水元公園は、水辺にきれいな花が咲いていますが、際立って目立つものも特にはありません。
しかし、いざ公園に入ってみると、「今日はいいことなかったなぁ」と思っていても、ぼんやり歩いているうちに時を忘れ、「明日もぼちぼち頑張ろうかなぁ」という気持ちがわいてきます。
日々の忙しさに追われたとき、少しゆっくりしたい、休憩するために行きたい場所です。
3.柴又帝釈天
京成金町線柴又駅から徒歩5分の所にあります。
ちなみに私は水元公園からレンタサイクルで来ました。
『葛飾ラプソディー』では3番の歌詞で登場します。
こち亀でもよく出てきますが、『男はつらいよ』シリーズでも有名な場所です。
この付近、よく『男はつらいよ』のテーマが流れます。(笑)
そのほかにも、古くから様々な文学作品の舞台にもなっています。
参道は、下町情緒あふれる商店街になっています。
山門と境内を撮影。
何が、とはっきりはわかりませんが、何か人を惹きつける魅力はあります。
柴又はそんな不思議な街だと思いました。
4.亀有駅周辺
水元公園方面からなら、JR金町駅から常磐線各駅停車でJR亀有駅まで行くのが一般的ですが、私はレンタサイクルで亀有まで行きました。
さすが、地元の作品だけあって、駅前にはいたるところに両津勘吉さんがいます。
亀有というと、すごく気になるのが『亀有公園』
『こち亀』の舞台でもあります。
亀有公園前に派出所(交番)がないことは知っていましたが・・・
公園前の道路はこんな感じで、公園を一周しても住宅街とパチンコ店しかありませんでした。
アニメを見ていると、広い道路の前に交番があるイメージだったので、これには驚きました。
駅前は確かに都会でしたが、少し歩けばどこか見覚えのあるような、そんな街並みが広がっていました。
「変わらない街並みが 妙に優しい」というのは言いえて妙だと思います。
今回、水元公園から亀有駅まで巡ってみて、とても心が落ち着き、どこか懐かしい雰囲気に癒されたりもしました。
今、こんな時代だからこそ、時間を見つけてゆっくり巡ってみてほしいです!
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